この「思い」に依存するという聞きなれない言葉の意味は、少し難しいかもしれませんが、自らの行為に対し、とってつけたような「言い訳」をするとか、自分の世界でしか通用しない「考えや論理」を持つ、ということです。
依存症の人の特徴は、①当事者意識が弱く、②問題意識がなく、③解決意欲が乏しいために、問題の本質と向き合わず、避けたり、逃げたり、かわすためにお酒などの嗜好品やギャンブルなどの行為に依存して、自らの不全感を紛らわそうとします。
ですから、お酒に依存していた人がお酒を飲まなくなったから、アルコール依存症が改善した、とは言えないわけです。
「依存する心」の改善がなされて、はじめて完治したことになります。
MHPCでは、「依存する心」を根本的かつ恒久的に解決するために、「生き方」と言うテーマで様々な支援します。
ちなみに、「お酒飲み」と「アルコール依存症」の違いを説明しましょう。
何故、お酒を飲むの?という質問に対し、「お酒飲み」は「酒が好きでね」「酒がうまいんだよ」と答えますが、 「アルコール依存症」の人は「酒でも飲まなきゃ、やりきれない」とか、「何事にも気分転換が必要だ」などと言い訳や屁理屈を言います。
この意味、お解りでしょうか。