17.「間・場・位置・礼・節・義」の
「間」という意味を考える。

❖「間(ま)・場(ば)・位置(いち)・礼(れい)・節(せつ)・義(ぎ)」の意味を知る。

日々の生活で「心が折れない悩み方」を身につけるには、自分も他人も「憂うつ」にならない生き方を心掛けることが、重要なポイントになります。 何故なら、気分的に「憂うつ」な状態になるということは、悩みごとや心配ごとがあって、心が折れそうな状況になっているからです。

そこで、日々の生活で、自分も他人も気分的に「憂うつ」にならないとか、「憂うつ」に させない、また、「憂うつ」な状況を作らないために、どのような生き方すれば良いのか を考えます。
本章のテーマである「間・場・位置・礼・節・義」を実践する意味は、正に、「心が折 れない状況」を保つための「生活の知恵」と言えましょう。

①「間(ま)」という意味を考える。
まず、「間」という意味が、私たちの生活にどのような影響を及ぼしているのか、考えてみましょう。
「広辞苑(こうじえん)」による「間」という意味は、「物と物の間(あいだ)」や「空間」「間隔(かんかく)」であったり、「長さの単位」や六畳間など「家のしとしきりをなしている室」 を表したり、リズムを生むための「休泊(きゅうはく)や句と句の間隙(かんげき)」と説明され ています。

さらに、芝居などで余韻(よいん)を残すために、台詞(せりふ)と台詞の間に置く「無言の時 間」であったり、「ほどよいころあい」や、その場の様子や「具合」など、「間」の持つ意 味は広範囲に及びます。

では、私たちが生きていく上で、この「間」をどのように解釈すればよいのでしょうか。 私たちは、生きていく上で人を避けては生きられません。 多かれ少なかれ、日々の生活で多くの人と関わり合って生きています。

そして、人は皆、「性格や気質」をはじめ、「好みや価値観」がそれぞれ違います。 違った者同士がより良い関係を保ちながら生きていくために、「間(ま)」が重要な役割を担 (にな)っています。

人間関係でトラブルを起こしたり、争いになる大きな原因は、「課題(かだい)の分離」がさ れていません。

自分の価値観を一方的に押し付けたり、強制したり、さらに、おせっかいや過度の干渉 をすることは、相手の「課題」に入り込むことであり、反対に、自分の「課題」に入り込 まれることもトラブルや争いの元になります。
その結果、互いに憂うつな思いや感情を抱いて悩むことになり、「心が折れる」状況を招きます。

ですから、人間関係をうまく取り結ぶ上で大事なことは、「付かず離れず、伺い合う」 という「心の距離」、つまり、人との「間(ま)」を保つことが必要になります。

「人」と「間」と書いて、人間(にんげん)と呼びます。 私たち人間が、「間(ま)」を大事にしなければならない理由は、もしかしたらここにあるの かもしれません。

さらに、その場の空気が読めない(KY)とか、反対に読み過ぎて(逆 KY)、ピンボケな言 動や、軽率(けいそつ)な行動をする人は、肝心なところ、つまり、要所要所(ようしょようしょ) で「間」が保てない「間(ま)ぬけ」と言われて、周(まわ)りの人を「憂うつ」します。

また、何ごとにもだらだらと「間(ま)が延(の)びる人」や「間が持てない人」、さらに「間 が悪い人」も困ります。 そして、時間的にルーズで平気で遅刻をしたり、肝心な時に役に立たない「間に合わない 人」や「間を合わせられない」、「間が置けない」とか、「間を配れない人」は、人付き合いで「憂うつ」をばらまいて生きている「厄介(やっかい)な人」と言えましょう。

ですから、「間」の持つ意味をしっかり理解して、「間違(まちが)い」を起こさない生き方 をしなければなりません。

❖「間(ま)・場(ば)・位置(いち)・礼(れい)・節(せつ)・義(ぎ)」の意味を知る。

日々の生活で「心が折れない悩み方」を身につけるには、自分も他人も「憂うつ」にならない生き方を心掛けることが、重要なポイントになります。 何故なら、気分的に「憂うつ」な状態になるということは、悩みごとや心配ごとがあって、心が折れそうな状況になっているからです。

そこで、日々の生活で、自分も他人も気分的に「憂うつ」にならないとか、「憂うつ」に させない、また、「憂うつ」な状況を作らないために、どのような生き方すれば良いのか を考えます。
本章のテーマである「間・場・位置・礼・節・義」を実践する意味は、正に、「心が折 れない状況」を保つための「生活の知恵」と言えましょう。

①「間(ま)」という意味を考える。
まず、「間」という意味が、私たちの生活にどのような影響を及ぼしているのか、考えてみましょう。
「広辞苑(こうじえん)」による「間」という意味は、「物と物の間(あいだ)」や「空間」「間隔(かんかく)」であったり、「長さの単位」や六畳間など「家のしとしきりをなしている室」 を表したり、リズムを生むための「休泊(きゅうはく)や句と句の間隙(かんげき)」と説明され ています。

さらに、芝居などで余韻(よいん)を残すために、台詞(せりふ)と台詞の間に置く「無言の時 間」であったり、「ほどよいころあい」や、その場の様子や「具合」など、「間」の持つ意 味は広範囲に及びます。

では、私たちが生きていく上で、この「間」をどのように解釈すればよいのでしょうか。 私たちは、生きていく上で人を避けては生きられません。 多かれ少なかれ、日々の生活で多くの人と関わり合って生きています。

そして、人は皆、「性格や気質」をはじめ、「好みや価値観」がそれぞれ違います。 違った者同士がより良い関係を保ちながら生きていくために、「間(ま)」が重要な役割を担 (にな)っています。

人間関係でトラブルを起こしたり、争いになる大きな原因は、「課題(かだい)の分離」がさ れていません。

自分の価値観を一方的に押し付けたり、強制したり、さらに、おせっかいや過度の干渉 をすることは、相手の「課題」に入り込むことであり、反対に、自分の「課題」に入り込 まれることもトラブルや争いの元になります。
その結果、互いに憂うつな思いや感情を抱いて悩むことになり、「心が折れる」状況を 招きます。

ですから、人間関係をうまく取り結ぶ上で大事なことは、「付かず離れず、伺い合う」 という「心の距離」、つまり、人との「間(ま)」を保つことが必要になります。

「人」と「間」と書いて、人間(にんげん)と呼びます。 私たち人間が、「間(ま)」を大事にしなければならない理由は、もしかしたらここにあるの かもしれません。

さらに、その場の空気が読めない(KY)とか、反対に読み過ぎて(逆 KY)、ピンボケな言 動や、軽率(けいそつ)な行動をする人は、肝心なところ、つまり、要所要所(ようしょようしょ) で「間」が保てない「間(ま)ぬけ」と言われて、周(まわ)りの人を「憂うつ」します。

また、何ごとにもだらだらと「間(ま)が延(の)びる人」や「間が持てない人」、さらに「間 が悪い人」も困ります。 そして、時間的にルーズで平気で遅刻をしたり、肝心な時に役に立たない「間に合わない 人」や「間を合わせられない」、「間が置けない」とか、「間を配れない人」は、人付き合 いで「憂うつ」をばらまいて生きている「厄介(やっかい)な人」と言えましょう。

ですから、「間」の持つ意味をしっかり理解して、「間違(まちが)い」を起こさない生き方 をしなければなりません。


代表・矢吹孝志(やぶきたかし) 福島県生まれ

*MHPC代表、健康・教育カウンセラー
*レジリエンスセラピスト
*公立学校共済組合福島県支部「こころのケア事業」
 ・委託カウンセラー
*ティーペック(株)東京/大阪 ・委託カウンセラー
*システムブレーン/ライセンスアカデミー(講師派遣会社)
 ・登録講師
*NPO法人・日本フリースクール協会理事

書籍案内

「子どもは親を選べない」
幻冬舎ルネッサンス

「心の病はこうして直す」
文芸社

「余意の生き方」
現代書林

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