29.合体混乱から分離解決へ。

❖「火事」を消す消防士はいない。合体混乱(がったいこんらん)から分離解決(ぶんりかいけつ)へ。

私事ですが、「私はいまだかって「火事」を消している消防士を一度も見たことがない」 と言ったら、一体、何を寝(ね)ぼけたことを言っているのかと、一蹴(いっしゅう)されるかもしれません。

おそらく、ほとんどの人は何ら違和感を持たず、「火事」を消している消防士?の姿を 実際に、またはテレビで見ています。

ところで、一般論として「火事」とは、固体や液体、気体という「物」が一定の温度(発 火点はっかてん)に達し、酸素と結びついた時に発生する現象です。

 

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つまり、「火事」とは、「物」と「温度」と「酸素」の三つの要素によって起きている現 象であるため、構成する三つの要素のいずれかひとつでもなければ、「火事」という現象 は起きません。

では、この「火事」が発生するメカニズムをしっかり頭に入れて、改めて「火事」を考 えた時、ほとんどの人が見ているであろう、「火事」を消す消防士について、どのように 説明すればよいのでしょうか。

「火事」が発生するメカニズムに基づけば、「火事」を消す消防士とは、「物」と温度と 酸素のすべてを同時になくそうとしている消防士、ということになります。
しかし、実際の火事場に、そのような消防士は一人もいません。

正しく言えば、彼らは「火事」を構成している三つの要素の中から、「ひとつ」を取り去 ることで「火事」そのものの存在をなくそうとしている消防士であり、くどい言い方です が「火事」を消している消防士ではない、ということです。

木造住宅の「火事」、つまり火災であれば、水をかけることで温度を下げ、油火災では泡 で酸素を遮断(しゃだん)したり、大規模な山林火災では、燃える木そのものを伐採(ばっさい) して取り除き、延焼(えんしょう)を防(ふせ)いでいます。

もし、火事場で消防士がすべての消化法(しょうかほう)を実行しようとすれば、「火事」を 消すどころか、混乱を招くことになります。

つまり、さまざまな消化法が一か所で一度に施(ほどこ)され、現場は「合体混乱(がったい こんらん)」するだけで、「火事」の構成要因のひとつを取り除くことで「火事」そのものを なくす、という「分離解決(ぶんりかいけつ)」は望めません。

このことは、私たちの「悩み」をはじめ、あらゆる問題を解決する上で、重要な考え方 になります。

どのような悩みも生まれる背景には、好(この)む好(この)まざるに関わらず、「悩みが生ま れて当然の要因」があり、また問題も起きる時には、「問題が起きて当然の要因」があり ます。

そのため、解決を急いで混乱=「合体混乱」するのではなく、悩む要因を詳しく「分離」、 つまり「分けて」考え、悩みの原因や問題の本質を理解し、さらに一度にすべてを解決し ようとせず、ひとつひとつ出来ることから解決するという「分離解決」の考えを持たなけ ればなりません。
この「分離解決」の考え方は、「心が折れない悩み方」の重要なポイントになります。

一度にすべては、出来ないが、 ひとつは誰でも、出来るはず。 ひとつのことが、出来ない者に、 すべてが出来る、はずがない。

小さなことを、喜(よろ)べないのに、 満足感など、あるわけがない。 タバコの火さえ、消(け)せない者に、 火事など消せる、わけがない。

紙くずひとつ、拾(ひろ)えぬ者に、 掃除(そうじ)ができる、わけがない。 今をしっかり、生きれぬ者に、 明るい未来が、あるわけがない。 「合体混乱」、する前に、 「分離解決」、するという、 「知恵」と「ゆとり」を、 持ちましょう。

❖「火事」を消す消防士はいない。合体混乱(がったいこんらん)から分離解決(ぶんりかいけつ)へ。

私事ですが、「私はいまだかって「火事」を消している消防士を一度も見たことがない」 と言ったら、一体、何を寝(ね)ぼけたことを言っているのかと、一蹴(いっしゅう)されるかもしれません。

おそらく、ほとんどの人は何ら違和感を持たず、「火事」を消している消防士?の姿を 実際に、またはテレビで見ています。

ところで、一般論として「火事」とは、固体や液体、気体という「物」が一定の温度(発 火点はっかてん)に達し、酸素と結びついた時に発生する現象です。

 

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つまり、「火事」とは、「物」と「温度」と「酸素」の三つの要素によって起きている現 象であるため、構成する三つの要素のいずれかひとつでもなければ、「火事」という現象 は起きません。

では、この「火事」が発生するメカニズムをしっかり頭に入れて、改めて「火事」を考 えた時、ほとんどの人が見ているであろう、「火事」を消す消防士について、どのように 説明すればよいのでしょうか。

「火事」が発生するメカニズムに基づけば、「火事」を消す消防士とは、「物」と温度と 酸素のすべてを同時になくそうとしている消防士、ということになります。
しかし、実際の火事場に、そのような消防士は一人もいません。

正しく言えば、彼らは「火事」を構成している三つの要素の中から、「ひとつ」を取り去 ることで「火事」そのものの存在をなくそうとしている消防士であり、くどい言い方です が「火事」を消している消防士ではない、ということです。

木造住宅の「火事」、つまり火災であれば、水をかけることで温度を下げ、油火災では泡 で酸素を遮断(しゃだん)したり、大規模な山林火災では、燃える木そのものを伐採(ばっさい) して取り除き、延焼(えんしょう)を防(ふせ)いでいます。

もし、火事場で消防士がすべての消化法(しょうかほう)を実行しようとすれば、「火事」を 消すどころか、混乱を招くことになります。

つまり、さまざまな消化法が一か所で一度に施(ほどこ)され、現場は「合体混乱(がったい こんらん)」するだけで、「火事」の構成要因のひとつを取り除くことで「火事」そのものを なくす、という「分離解決(ぶんりかいけつ)」は望めません。

このことは、私たちの「悩み」をはじめ、あらゆる問題を解決する上で、重要な考え方 になります。

どのような悩みも生まれる背景には、好(この)む好(この)まざるに関わらず、「悩みが生ま れて当然の要因」があり、また問題も起きる時には、「問題が起きて当然の要因」があり ます。

そのため、解決を急いで混乱=「合体混乱」するのではなく、悩む要因を詳しく「分離」、 つまり「分けて」考え、悩みの原因や問題の本質を理解し、さらに一度にすべてを解決し ようとせず、ひとつひとつ出来ることから解決するという「分離解決」の考えを持たなけ ればなりません。
この「分離解決」の考え方は、「心が折れない悩み方」の重要なポイントになります。

一度にすべては、出来ないが、 ひとつは誰でも、出来るはず。 ひとつのことが、出来ない者に、 すべてが出来る、はずがない。

小さなことを、喜(よろ)べないのに、 満足感など、あるわけがない。 タバコの火さえ、消(け)せない者に、 火事など消せる、わけがない。

紙くずひとつ、拾(ひろ)えぬ者に、 掃除(そうじ)ができる、わけがない。 今をしっかり、生きれぬ者に、 明るい未来が、あるわけがない。 「合体混乱」、する前に、 「分離解決」、するという、 「知恵」と「ゆとり」を、 持ちましょう。

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