01.人生に「悩み」はつきものです。

❖人生に、「悩み」はつきものです。
日々、私たちは生きていく中で多かれ少なかれ「悩み」を抱えて生きています。
そして、悩みは容易(ようい)に解決できるものもあれば、長期に渡り苦悩(くのう)が伴う悩みなど、人にはそれぞれ、さまざまな悩みがあります。

ところで、悩みには、私たちにとって「成長、発展」を導くためのプラスの側面を持つ 悩みもあれば、反対に「停滞」を生むマイナスの側面を持つ悩みがありますが、いずれの 悩みも悩みが生まれる背景には、「快を求めて、不快を避ける」という私たちの本能が大 きく影響しています。

一般的に悩みと言えば、多くは「停滞を生む悩み」をイメージしますが、どちらの悩み も「悩み方」によっては、私たちにとって「毒にも薬にもなる、両刃の剣」の意味があり ます。
例えば、家を建てようとする時、間(ま)取りを考えたり、家具や調度品(ちょうどひん)選び に迷うとか、新しく車を買い替える時、車選びに苦労するなど、自分に良いものを求めた り、何かを達成しようと考えることも「悩むこと」であり、その結果、住みやすい家が建 ったとか、好みの車を買うことができれば「快を求めた」ことになり、喜びを感じます。

反対に、挫折や失敗を経験し、鬱々(うつうつ)と気分が落ち込んで日常の生活行動が停滞 すれば、苦しみを感じます。
ですから生きていく上で避けることができない悩みに対し、どのように対処すればよい のか、私たちにとって「悩み方」が重要になります。

人生における「幸、不幸」は「悩み方」の善(よ)し悪(あ)しで決まる、と言っても過言(か ごん)ではありませんが、この度、メンタルサプリ「心が折れない悩み方」の講話が提唱(て いしょう)するあらゆる悩みを生きるパワーに変える「心が折れない悩み方」を身につけることは、生きていく上で必要不可欠な「知的武装(ちてきぶそう)」として必ずや「あなた」 の人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

❖「悩み」の本質を知る。

「心が折れない悩み方」を身につけるには、まず悩みはどうして生まれるのかとか、悩みとは一体どういうものか、人は何故、悩むのか、悩みが解決できないとどうなるのか、 など「悩み」や「悩むこと」を広く深く考え、「悩み」の本質を知ることから始めなければなりません。

❖悩む事がらは多々あるが、悩みの「中心」には何がある?

私たちは日々、多かれ少なかれ、さまざまな悩みを抱えて生きています。
ひとつの悩みが解決したかと思うと、新たな悩みが次々に生まれるという、繰り返しの中で生きています。

また、悩む事がらはたくさんあって、健康に関する悩みや人間関係の悩みをはじめ、子 どもの問題や教育の悩み、さらに、貧困(ひんこん)や経済的な悩みに加え、生き甲斐(がい)に 関する悩みなど数え上げたらキリがありません。

「犬も歩けば棒に当たる」という諺(ことわざ)があるように、私たちは生きている限り、 悩みという「棒」に当たり続けます。

ところで、悩む内容はさまざまでも、悩みの「中心」には、共通した「思いや感情」が あるのをご存じでしょうか。

私たちの「成長、発展」を導くためのプラスの側面を持つ悩みであれ、停滞を生むマイ ナスの側面を持つ悩みであれ、その中心には「こだわる」とか、「とらわれる」という思いや感情、さらに「思い込む」とか、「決めつける」という思いや感情があります。

[図解] 悩むことがらは多々あるが、悩みの中心にはふたつの思いや感情がある。

解かりやすく言えば、そうした思いや感情が払拭(ふっしょく)できずに後悔したり、嘆(なげ)いたり、未練たらたらと逡巡(しゅんじゅん)しているなど、気分的に「悶々(もんもん)とし ている」状態が「悩んでいる時」と考えれば、そのことがよく解ります。

❖「悩み」は、「不満と不安」の 2 つの思いや感情から生まれる。

プラスの側面を持つ悩みであれ、マイナスの側面を持つ悩みであっても、悩みが生まれる背景には、「不満」と「不安」の 2 つの思いや感情があります。

私たちが悩んでいる時の思いや感情を言葉にすれば、「あの時、ああしていたら」「こうしていれば、こんなわけではなかった」とか、「どうすればうまくいくだろう」「何故、失 敗するのか」と言った現状に対する「不満」な思いや感情があり、その思いや感情に「こ だわり、とらわれる」ことで悩みます。

また、「このやり方で良いのだろうか」とか、「失敗しないだろうか」「人は自分をどの ように見ているだろう」と不安な思いや感情を抱くと次には、「おそらく、失敗するかも しれない」「ダメな人間に見られているに違いない」とか「こんな自分は価値(かち)がない」 などと勝手に「思い込み」あるいは「決めつけて」悩みます。

心の病にかかる人。
常にまじめで几帳面(きちょうめん)。
完全、完璧、心気的(しんきてき)。 気になりだしたら、止まらない。 100点とるか,0点か、 すべてか無かの両極端(りょうきょくたん)。 愚痴(ぐち)や弱音は吐(は)きにくく、 我慢,引っ込み,断れない。 不安,緊張,敏感で、 プライド高く、根は頑固(がんこ)。 「もしかしたら」が「そうである」。 こだわり強く、思いこむ。 「すべき、あるべき」「ねばならない」、 思考はいつもワンパターン。 自分の評価が低すぎて、 否定と自責(じせき)をくり返す。 人は「良い子」と言うけれど、 本音隠して建て前の、 仮面の演技に疲れ切る。 いつも憂うつ、生きにくい。 心の病にかかる人。

ちなみに、現在、精神心理業界では、悩みを克服するために「悪い思い込み=リミテッ ドビリーフ」を変える「ビリーフチェンジ」という手法が広く用いられています。

❖「悩む思考回路」と「悩まない思考回路」とは。

私たちが「悩む」という行為は、思考活動の一環(いっかん)であり、悩むという行為を続 けることによって「悩む思考傾向(しこうけいこう)」が生まれ、それが「悩む思考回路(しこうかいろ)」として定着します。

悩みが解決できないでいつも鬱々(うつうつ)とした生活をしている人は、停滞を生む「悩 む思考回路」を持ち、反対に、悩みを速やかに克服できる人は、仮に悩んでもそこから自 分が成長するためのヒントを得たり、自己発展に繋(つな)がるような「悩まない思考回路」 を持っています。

つまり、悩みが解決できない人は「悩み癖(くせ)」がついているということです。 こうした「思考回路」を持つ背景には、性格や気質などパーソナリティに起因(きいん)す る要因をはじめ、ものごとや出来事に対する、見方や考え方、捉(とら)え方や受け止め方、
さらに、感じ方や思い方といった「解釈(かいしゃく)の仕方」が大きく影響しています。

自分が苦しいのは、 解決できない問題を抱えているから、と思っているが、 ほんとうは、 解決できないような「問題の抱え方」をしています。 解決できない原因は、あなたの 「思考回路」にあるのです。
「悩む思考」を 「悩まない思考」に変えれば、どんな悩みも、 解決できないものはありません。

私たちが抱く、ものごとや出来事に対する思いや感情は、「何があったかではなく、ど のように解釈するか、又はしたか」という解釈によって生まれています。

ですから、この「解釈」の善(よ)し悪(あ)しが、私たちが「悩むか、悩まないか」を決定 づける重要なポイントになります。

❖人生に、「悩み」はつきものです。

日々、私たちは生きていく中で多かれ少なかれ「悩み」を抱えて生きています。
そして、悩みは容易(ようい)に解決できるものもあれば、長期に渡り苦悩(くのう)が伴う悩み など、人にはそれぞれ、さまざまな悩みがあります。

ところで、悩みには、私たちにとって「成長、発展」を導くためのプラスの側面を持つ 悩みもあれば、反対に「停滞」を生むマイナスの側面を持つ悩みがありますが、いずれの 悩みも悩みが生まれる背景には、「快を求めて、不快を避ける」という私たちの本能が大 きく影響しています。

一般的に悩みと言えば、多くは「停滞を生む悩み」をイメージしますが、どちらの悩み も「悩み方」によっては、私たちにとって「毒にも薬にもなる、両刃の剣」の意味があり ます。
例えば、家を建てようとする時、間(ま)取りを考えたり、家具や調度品(ちょうどひん)選び に迷うとか、新しく車を買い替える時、車選びに苦労するなど、自分に良いものを求めた り、何かを達成しようと考えることも「悩むこと」であり、その結果、住みやすい家が建 ったとか、好みの車を買うことができれば「快を求めた」ことになり、喜びを感じます。

反対に、挫折や失敗を経験し、鬱々(うつうつ)と気分が落ち込んで日常の生活行動が停滞 すれば、苦しみを感じます。
ですから生きていく上で避けることができない悩みに対し、どのように対処すればよい のか、私たちにとって「悩み方」が重要になります。

人生における「幸、不幸」は「悩み方」の善(よ)し悪(あ)しで決まる、と言っても過言(か ごん)ではありませんが、この度、メンタルサプリ「心が折れない悩み方」の講話が提唱(て いしょう)するあらゆる悩みを生きるパワーに変える「心が折れない悩み方」を身につける ことは、生きていく上で必要不可欠な「知的武装(ちてきぶそう)」として必ずや「あなた」 の人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

❖「悩み」の本質を知る。

「心が折れない悩み方」を身につけるには、まず悩みはどうして生まれるのかとか、悩みとは一体どういうものか、人は何故、悩むのか、悩みが解決できないとどうなるのか、 など「悩み」や「悩むこと」を広く深く考え、「悩み」の本質を知ることから始めなけれ ばなりません。

❖悩む事がらは多々あるが、悩みの「中心」には何がある?

私たちは日々、多かれ少なかれ、さまざまな悩みを抱えて生きています。
ひとつの悩みが解決したかと思うと、新たな悩みが次々に生まれるという、繰り返しの中で生きています。

また、悩む事がらはたくさんあって、健康に関する悩みや人間関係の悩みをはじめ、子 どもの問題や教育の悩み、さらに、貧困(ひんこん)や経済的な悩みに加え、生き甲斐(がい)に 関する悩みなど数え上げたらキリがありません。

「犬も歩けば棒に当たる」という諺(ことわざ)があるように、私たちは生きている限り、 悩みという「棒」に当たり続けます。

ところで、悩む内容はさまざまでも、悩みの「中心」には、共通した「思いや感情」が あるのをご存じでしょうか。

私たちの「成長、発展」を導くためのプラスの側面を持つ悩みであれ、停滞を生むマイ ナスの側面を持つ悩みであれ、その中心には「こだわる」とか、「とらわれる」という思い や感情、さらに「思い込む」とか、「決めつける」という思いや感情があります。

[図解] 悩むことがらは多々あるが、悩みの中心にはふたつの思いや感情がある。

解かりやすく言えば、そうした思いや感情が払拭(ふっしょく)できずに後悔したり、嘆(な げ)いたり、未練たらたらと逡巡(しゅんじゅん)しているなど、気分的に「悶々(もんもん)とし ている」状態が「悩んでいる時」と考えれば、そのことがよく解ります。

❖「悩み」は、「不満と不安」の 2 つの思いや感情から生まれる。

プラスの側面を持つ悩みであれ、マイナスの側面を持つ悩みであっても、悩みが生まれる背景には、「不満」と「不安」の 2 つの思いや感情があります。

私たちが悩んでいる時の思いや感情を言葉にすれば、「あの時、ああしていたら」「こうしていれば、こんなわけではなかった」とか、「どうすればうまくいくだろう」「何故、失 敗するのか」と言った現状に対する「不満」な思いや感情があり、その思いや感情に「こ だわり、とらわれる」ことで悩みます。

また、「このやり方で良いのだろうか」とか、「失敗しないだろうか」「人は自分をどの ように見ているだろう」と不安な思いや感情を抱くと次には、「おそらく、失敗するかも しれない」「ダメな人間に見られているに違いない」とか「こんな自分は価値(かち)がない」 などと勝手に「思い込み」あるいは「決めつけて」悩みます。

心の病にかかる人。
常にまじめで几帳面(きちょうめん)。
完全、完璧、心気的(しんきてき)。 気になりだしたら、止まらない。 100点とるか,0点か、 すべてか無かの両極端(りょうきょくたん)。 愚痴(ぐち)や弱音は吐(は)きにくく、 我慢,引っ込み,断れない。 不安,緊張,敏感で、 プライド高く、根は頑固(がんこ)。 「もしかしたら」が「そうである」。 こだわり強く、思いこむ。 「すべき、あるべき」「ねばならない」、 思考はいつもワンパターン。 自分の評価が低すぎて、 否定と自責(じせき)をくり返す。 人は「良い子」と言うけれど、 本音隠して建て前の、 仮面の演技に疲れ切る。 いつも憂うつ、生きにくい。 心の病にかかる人。

ちなみに、現在、精神心理業界では、悩みを克服するために「悪い思い込み=リミテッ ドビリーフ」を変える「ビリーフチェンジ」という手法が広く用いられています。

❖「悩む思考回路」と「悩まない思考回路」とは。

私たちが「悩む」という行為は、思考活動の一環(いっかん)であり、悩むという行為を続 けることによって「悩む思考傾向(しこうけいこう)」が生まれ、それが「悩む思考回路(しこうかいろ)」として定着します。

悩みが解決できないでいつも鬱々(うつうつ)とした生活をしている人は、停滞を生む「悩 む思考回路」を持ち、反対に、悩みを速やかに克服できる人は、仮に悩んでもそこから自 分が成長するためのヒントを得たり、自己発展に繋(つな)がるような「悩まない思考回路」 を持っています。

つまり、悩みが解決できない人は「悩み癖(くせ)」がついているということです。 こうした「思考回路」を持つ背景には、性格や気質などパーソナリティに起因(きいん)す る要因をはじめ、ものごとや出来事に対する、見方や考え方、捉(とら)え方や受け止め方、
さらに、感じ方や思い方といった「解釈(かいしゃく)の仕方」が大きく影響しています。

自分が苦しいのは、 解決できない問題を抱えているから、と思っているが、 ほんとうは、 解決できないような「問題の抱え方」をしています。 解決できない原因は、あなたの 「思考回路」にあるのです。
「悩む思考」を 「悩まない思考」に変えれば、どんな悩みも、 解決できないものはありません。

私たちが抱く、ものごとや出来事に対する思いや感情は、「何があったかではなく、ど のように解釈するか、又はしたか」という解釈によって生まれています。

ですから、この「解釈」の善(よ)し悪(あ)しが、私たちが「悩むか、悩まないか」を決定 づける重要なポイントになります。

代表・矢吹孝志(やぶきたかし) 福島県生まれ

*MHPC代表、健康・教育カウンセラー
*レジリエンスセラピスト
*公立学校共済組合福島県支部「こころのケア事業」
 ・委託カウンセラー
*ティーペック(株)東京/大阪 ・委託カウンセラー
*システムブレーン/ライセンスアカデミー(講師派遣会社)
 ・登録講師
*NPO法人・日本フリースクール協会理事

書籍案内

「子どもは親を選べない」
幻冬舎ルネッサンス

「心の病はこうして直す」
文芸社

「余意の生き方」
現代書林

MHPCマインドヘルスパーソナリティセンター
〒963-8813 福島県郡山市芳賀2丁目21-10
TEL 024-943-1678 FAX 024-943-1686

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