悩む人は、悩みを解決する「答え」を持っている。
「ああして、そうして、こうすれば、 悩みは解決するだろう」、 悩みを抱えている人は、 悩みを解決するための、 「答え」を自ら持っている。
そう言われても「ウソだろう」、 「だったら、悩みはしないだろう」、 おそらく誰もがそのように、 思うだろうがそうじゃない。
悩みを抱えている人は、 自ら答えを持ちながら、 解決できずにいるのです。
解決できないその訳は、 「あの時ああしていたならば」、 「もしあのことがなかったら」、 「あんなことさえしなければ」、 過去の出来事、思い出し、 「あの時、あのこと、あの人が」と、 悔やむ気持ちがあるために、 自ら持ってる解決の、 「答え」を出せずにいるのです。
さらに加えて言うならば、 口では「何とかしなければ」、 「今のままではいけない」と、 言ってはいるが一方で、 「どうせ今さら手遅れだ」、 「何て自分はダメなの」と、 自ら否定し嫌悪する。
そのため気力を失って、 自信が持てずに鬱々(うつうつ)と、 悩み続けているのです。
確かに、悩みの解決を、 図るためには相当の、 心的パワーを要します。
時に、長期の「ひきこもり」、 「ニート」と言われる人たちは、「何とかしたい」というよりは、 「このまま何もしたくない」、 「やりたくない」という思い、 つまり、「心の目的」が、 「先」にあるため解決の、 「目先の一歩」を踏み出さず、 悩み続けているのです。
「解決しない」理由には、 「悩み疲れて」いるためか、 「解決しない」か「したくない」、 ふたつの思いがあるのです。
いずれも悩みの解決を、 図るためには欠かせない、 「あるがままに受け入れる」、 その段階の二歩前で、 無意味な足踏みしています。
そうか、なるほどそのとおり、言われてみれば、ごもっとも‼
無断転載、引用はお控え下さい。