身の丈を知り、分相応に生きる。パート1
「立って半畳、寝て一畳、 一日食して米、三升(さんしょ)」
言葉の意味というものは、 人が立つには半畳の、 広さがあれば十分で、 まして寝るには一畳の、 広さがあれば物足りる。
さらに、大飯喰らいでも、 三升の米があるならば、 賄(まかな)いきれるというのです。
所詮、人の「身の丈」は、 ここからスタートしています。
しかし、その後の人生で、 一生懸命、努力すりゃ、 知らないうちに「身の丈」は、 大きく伸びていくけれど、 怠け呆(ほう)けていたならば、 見るも無残に縮みます。
家柄、家族に恵まれて、 「坊ちゃんお嬢さん」育ちでも、 その後の人生、お粗末な、 「自分育て」をしたならば、 人生、ムダ花枯れすすき、 「身の丈」、縮むばかりです。
器(うつわ)イコール「身の丈」は、 「自分育て」の善し悪しが、 大きく影響するために、 日々の暮らしや生活で、 常に真面目に正直に、 謙虚な気持ち持ちながら、 育てていくしかないのです。
そして、自分の「身の丈」に、 合う生き方をすることが、 「分相応」に生きている、 ことの証しになるのです。
「立って半畳、寝て一畳、 一日食して米、三升(さんしょ)」
も少し詳しく言うならば、 見栄を張るなど背伸びして、 おごり高ぶることがなく、 謙虚な気持ちを忘れずに、 「素直に生きろ」という意味と、 人と比べて落ち込んで、 「自分はダメだ」と否定して、 「卑屈になるのはやめろ」という、 そうした意味もあるのです。
過大評価もしなければ、 過小評価もしてはダメ‼ 常に自分の「身の丈」に、 合う「分相応」の生き方で、 「幸せつかめ‼」と言うのです。
そうか、なるほどそのとおり、 言われてみれば、ごもっとも‼
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