「まさか」という名の「坂」はない。
苦労七坂 七曲り。 人生、生きてる間には、 イヤイヤながらも乗り越える、好まぬ坂は多々あるが、 「まさか」という名の「坂」だけは、 できれば避けて通りたい。
「まさか」の「さか」というものは、 思いもよらぬ出来事や、 予測できないことがらに、 遭遇した時出合う「さか」。
地震、雷、火事、水害、 自然災害のみならず、 日々の暮らしや生活で、 「まさか」の「さか」というものは、 予期せぬ時に現れて、 試練を与える「さか」である。
「まさか」の「さか」というものは、 解釈次第でプラスにも、 マイナスにもなる「さか」だから、 「さか」の中味を確かめて、 有効活用するように、 努めなければなりません。
どういう意味かと言うならば、 日常起こるさまざまな、 突発的な出来事も、 自然界での出来事も、 人智の及ばぬだけのこと、 地球規模で考えりゃ、 すべての物ごと出来事は、「起こるべくして起こるもの」、 「成るべくして成る」という、 「必然的、かつ当然」の、 結果であると言えましょう。
「当然観」で捉えれば、 「まさか、一体どうして」と、 野暮な言葉は吐かずとも、 すべてに「こんなわけだった」 「こんなはず」だと解ります。
「まさかこんなになるなんて」、 思いもよらぬ出来事や、 意外な結果に驚いて、 戸惑う人の心には、 「偶然」という観念で、 捉える心があるのです。
偶然というその意味は、 思いもよらぬ「よもや」ごと、 だから「まさか」になるのです。
すべての物ごと出来事は、 「起こるべくして起こる」という、 「当然観」を持つ人に、 いろんな「さか」があろうとも、 「まさか」という名の「坂」はない・・・ってよ。
「まさか」の「さか」に出会っても、 冷静沈着、落ち着いて、 あるがままに受け入れて、 「自分は決してめげない」と、 自信を持って向き合えば、 多少時間がかかっても、 心が折れることはなく、 「きっと、絶対、確実に」、 「さか」を登って行けるでしょう。
「まさか」の「さか」を登るには、 当然観の「金剛杖」、 しっかり突いて登ること‼
そうか、なるほどそのとおり、言われてみれば、ごもっとも‼
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