「ゆとりとゆるみ」は紙一重。

「ゆとり」、「ゆとり」と 人は言う。 「ゆとり」を持って 生きろと言う。

確かに「ゆとり」は必要で、 心と身体の健康を、 保つためには欠かせない、 「栄養源」と言えましょう。

しかし、「ゆとり」の解釈を、 自分の都合で変えたなら、 「ゆるみ」「たるみ」の元になる。

山あり谷ある人生の、 あらゆる場面で速やかに、 無理なく、無駄なく、適切に、 適応するには、何よりも、 「ゆとり」がなければなりません。

一般的にいうならば、 不平不満がある時や、 不安、緊張、焦りなど、 心が動揺する時に、 「ゆとり」をなくしてしまいます。

さらに加えて言うならば、 自分の世界の中でしか、 通用しない考えに、 こだわり続けてとらわれて、 思い込んでは決めつける、 そうした思いでいる時も、 心に「ゆとり」は持てません。

心の「ゆとり」というものは、 常に、冷静 沈着に、 楽観的かつ柔軟な、 思考で物ごと考える、 ところに生まれてくるのです。

「ゆとり」があるということは、 あらゆる場面や状況に、 適宜、対応できるため、 平和に暮らして行けるでしょう。

「ゆとり」というのはストレスの、 心的圧力、和らげる、 「緩衝帯」である上に、 逆境、困難乗り越える、 力を補充するための、 「安全地帯」であるのです。

「ゆとり」の意味を履き違え、 「ゆるみ、たるみ」にならぬよう、 「ゆとり」の糸をピンと張り、 正しく機能するために、 常に点検、調整を、 怠ることのないように。

そうか、なるほどそのとおり、言われてみれば、ごもっとも‼

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