問題解決ポイント

親御さんへのメッセージ

現在、子どもの不登校やひきこもりについては何かと御心配なことと推察いたします。
親御さんにおかれましても、子どもの現在の状況に対し、「このままではいけない『何とか』しなければならない」『しかし、何から始めれば良いのか・・それが分からない』という状況の中で悩んでいるのが現状かと思います。

しかし、このことは子どもにとっても同じことが言えます。
子ども自身も「このままではいけない『何とか』しなければならない」といった葛藤の中で苦悩しています。
しかも、同世代と同じ生活ができない思いから、「このままでは置いてきぼりになるのではないか、家族や世間から見捨てられるのではないか」「皆と比べて自分は外れて(ズレて)いるのでは・・」など、置き去り感や見捨てられ感、さらには、「ズレ感」「ムダ感」に加えて、将来への不安や焦りを感じています。
そして、多くの家庭で見られる光景として、問題解決の糸口が見つからず「親と子」が対峙し、意志の疎通が図れないとか、中には家庭内暴力などで親子の仲が険悪になり、長期化や深刻な状況を招いているケースがあります。

では、こうした事態を生む背景には一体何があるのでしょうか、それは明らかに子どもの『何とかしたい』という『何とか』の意味と、親の『何とか』の意味や目的に大きな違いがあるからです。

問題解決の第①のポイント

受容・共感・傾聴・寄り添う。

子どもが『何とか』したいのは、「つらい、苦しい」思いや「自己否定や嫌悪感」をはじめ、こんな自分は価値がないと言った「自罰感」から解放されたいとか、「生きにくさ」や人間関係の「関わりづらさ」をなくしたいというのが子どもの『何とか』の意味です。

しかし、親が求める『何とか』の意味は、「学校へ行かせたい」「仕事をさせたい」という思いがほとんどではないでしょうか。このような状況では、不登校やひきこもり、就労困難、非行など子どもが抱える問題をすみやかに解決することは容易なことではありません。

まず、問題解決の第①のポイントは、子どもの「何とかしたい」意味と目的をしっかり理解して寄り添わなければなりません。

問題解決の第②のポイント

根本的問題解決は『折れない心』を身につける。

さらに、問題解決の第②のポイントは、子どもに限らず、私たち人間が「悩む」という背景には「悩むことがらや出来事」はさまざまでも、共通して『悩むという思考回路』を持っているという事実です。
解りやすく言えば、「悩む思考回路」がものごとや出来事を「自らの悩み」にします。「悩む思考回路」とは、性格や気質などパーソナリティ面に関わる要因やものごとや出来事に対する解釈の仕方、さらに、こだわりやとらわれ感、思い込みや決めつけといった観念上の要因が複雑に絡み合って「悩む思考回路」ができています。

うつみね健康学園の「指導理念」および「活動方針」は、学園生活を通して、いわゆる「悩み」を根本的に解決するため「悩む思考回路」を『悩まない思考回路』に変え、恒久的に維持することを「中心課題」に支援しています。 つまり、テレビCMではありませんが、「くさい臭いは元から断たなきゃダメ!!」と同様、「悩み」も「悩む思考回路」を断たなきゃダメ!!」なのです。

ちなみに、『悩まない思考回路』とは、ストレスに打ち克ち、逆境を乗り越え、どんな困難な悩みも速やかに解決する「元気、しなやか、『折れない心』」です。
当学園では、一貫して『折れない心』」を育む「レジリエンス」教育を実践するフリースクール&スペースとして、多くの相談者から支持されています。

ところで、人生に「悩み」はつきものです。
悩みが解決できず、長く苦悩の時間を持つことや、停滞・閉塞した状況を続けることは、やがては無気力になったり、精神的に不安になり医療の援助が必要になったり、家族への暴言や暴力をはじめ「自分の世界でしか通用しない考えや論理に基づく反社会的・非社会的行動を余儀なくされるなど、健やかな生活を妨げる大きなリスクファクター(要因)になり兼ねません。

問題解決の第③のポイント

問題解決への道のりと実践。

さらに、不登校やひきこもりをはじめ、子どもに関する問題解決に不可欠な第③のポイントは「親の意識改革」です。 子どもへ関わり方、つまり、親の子どもに対する「子育てのあり方や教育意識」を変えることが重要なポイントになります。
中でも大事なポイントは、子どもの問題を子どもだけの問題と捉えず、家族全体の問題であり、むしろ『親自身に起きていること』『親自身の問題』として考なければなりません。子どもの問題を共有する態度が信頼と安心を与えます。
また、問題解決に当たって、本来、親子で解決できればそれに越したことはありませんが、不登校やひきこもりの問題解決は正直、難しいのが現実です。
子どもの状況に合わせ、その背景や原因を探り、適宜、効果的な対応を図っていくには、専門的知識をもってアドバイスする「第三者」の存在が必要です。
そのため、親が子どもに代わって「当事者意識」をもって第三者と関わり、問題解決を図るという態度が必要です。

よく『親が変われば、子どもは変わる』といわれますが、この意味は子どもにとって親は『絶対的影響力』をもっているわけですから、親の対応次第で子どもは変わるということを言っています。
親が自信を持って「第三者」と関わることは、親子の間の閉塞感を払拭し、互いに客観的に自らと向き合う姿勢が生まれます。そこに、問題解決に不可欠な「当事者意識」と「問題意識」、さらに「解決意欲」が生れてきます。

いつまでも子どもが求める「何とかしなければ」の『何とか』の意味が分からず、「理解と愛情の仮面をつけてじわじわと自分の価値観を押し付ける一見、立派な親」を続けていてはいけません。
本来、不登校やひきこもりの問題をはじめ、私たち人間の「悩み」に解決できないものはひとつもありません。
解決できないのは、「問題や悩み」に対し、解決できないような「問題の抱え方」をしているのです。

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